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選手からのメッセージ

〜フライングディスク役員メッセージ〜
 兵庫障害者フライングディスク協会 加藤 成久さん(写真左)

宮城新、加藤成久
フライングディスクの魅力はなんですか?

 誰にでも簡単にできるということ、ルールが分かりやすいこと、そして結果が見えやすいというところだと思います。

フライングディスクを通じて、得られたものはありますか?

 私は昨年の岡山大会において、7名の神戸市選手団の監督として行かせてもらいましたが、その大会に至るまでに3ヶ月にわたってみんなで集まって練習をしました。前述のとおり、簡単で分かりやすいスポーツですので、一人一人がいかに楽しんでできるかと言うところに主眼をおいて練習をした結果、みんなその楽しさを実感してくれたようなので、とてもよかったなと思っています。
 スポーツというのは、どうしても練習が苦しいというイメージがあるのですが、フライングディスクに関してはとにかく「楽しむ」ということを大事にしていきたいと思いますので。

私も一度やらせてもらったことがありますが、簡単なようで意外と難しく、奥が深いスポーツだなと思いました。

 フライングディスクは、実際は基本的に外で行うスポーツなので、その場合は風・天候などにも左右されます。投げてからリングに到達するまでの数秒間で、風にあおられて全く違う方向に行ってしまったり・・・。
またもう一つ、集中力も大きな要因です。集中して投げられるかどうかで、ディスクの行き先も全く変わってきます。昨年の岡山大会の時も、そのあたりが大きく成績に表れました。

私も、岡山大会の時はフライングディスクの会場に行かせていただきました。選手が待機しているテントの付近を通ったとき、選手の皆さんの緊張感で雰囲気がピリピリしていたのを憶えています。

 私たちはフライングディスク協会として、大会の運営に当たるわけですが、選手の方達が会場に来られた際に、緊張のあまり実力が発揮できなかった、ということがなるべくないように、試合環境の整備に心を配っています。

これまでどういった大会がありましたか?

 私自身は、前回の岡山大会が初めてです。それまでにも、全国大会に至るまでの大会はいくつかありました。他にも、ゆうあいピックなどにも役員として出ました。フライングディスク自体の歴史が浅いので、まだまだこれからだと思います。

フライングディスクの監督等をしてこられて、一番嬉しかったことは何ですか?

 何か目標を決め、練習していく中で、皆さんが少しずつフライングディスクの楽しさを知り、それを言葉や表情などでストレートに表してくれたときは、とても嬉しいですね。何かの大会で優勝を目指す、とか、そういう力の入れ方はしていないのですが、例えば「ディスクがこれまで曲がって飛んでいたのが、フォームを治したらまっすぐ飛ぶようになった」とか、そういう小さな一つ一つを喜んでもらえると、こちらも嬉しいです。「みんなで一緒に、楽しんで」というのが、こちらの考えているスタンスなので。

いやいやでは、どうしても続かないですものね?

 ええ。しかし、「奥は深い!」ということも感じて欲しいです。でもフライングディスクをされている皆さんは、投げれば投げるほど難しい競技だということも感じてらっしゃいます。どんなに練習で調子が良くても、いざ本番になると実力が出せなかったり・・・。シンプルだからこそ、難しいということも分かりやすいのだと思います。

今後の目標は?

 一番は、この競技を通じて、スポーツの楽しさを知ってもらいたい、ということです。そして、フライングディスクの楽しさも知っていただき、その延長線上でのじぎく兵庫大会への出場、また入賞なども目指してもらえたら、と思います。

ご本人の自信にもつながりますよね?

 そうですね。そして、われわれ役員も楽しませてもらえたら、と思います。



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